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【雪風流・空想小説】奉仕の宿・5日目・最終日 お昼休憩2
2014/01/18(Sat)
 前回 奉仕の宿・5日目・最終日 お昼休憩1


 エレベータに乗って、1階のレストランに向かう。
 奈津美とすみれは、昼食の「特製のおかゆ」が、どうした、こうしたと、色気よりも、食べっ気の話題に集中している。
 わたしは、その会話を聞き流しつつ、先ほどの女将の依頼をどうしようか、考えていた。
(女将の頼み、どうしようか。悩むな)
「1階に到着いたしました。どうぞ、レストランにお進みください」
 洋子女将が案内する。
「ありがとう」
 お礼を言いながらも、どうしたものか、考える。
(いや、今は研修生たちの試験に集中しよう。その後に考えよう)
 腹を決めれば、後は気にせず修了試験に集中できる。
「よし」
 気合を入れてみる。
「AO様、気合い入れて、何かございましたか」
 そう尋ねる、すみれ。
「いやいや、午後の試験もしっかりしなくては、という気合ですよ」
「そうですね。残りの課題も少なくなりましたしね」
「午後は、彼女たちの耐性を試してみたいと思います。やはり、ソフトといえどもSMですから」
「そうですね。午前中はどちらかと言えば、緊縛、快楽系の試験が続きました」
 奈津美が応える。
「どうぞお席へ」
 洋子女将が席に案内してくれる。
 ウェイトレスが、早速「特製おかゆ」の入った器を運んでくる。
 3人の目の前に置かれた器を、一斉に蓋が外された。
 ファーっと、白い湯気が上ると、器の中が見えてきた。
 白い、いや少し黄味かがっているような感じ、そして細い透明なものも。
「こちらが、特製のおかゆでございます」
 洋子女将が説明を始めた。
「今回、最後の試験に臨んでおられるということで、料理長以下大変心配いたしまして、手軽に栄養、精気あふれる、吸収の良いものを考えてくれました」
「中身は、どんな材料をお使いですか」
「はい、それは…。まずは、一口、お召し上がりになってください」
「では、いただきましょうか」
「はい」
 奈津美、すみれとともに、レンゲを手に取り、軽く1口文を掬って口に運ぶ。
「おっ、これは…」
「美味しい!」
「素敵なお味~」
 一同、賞賛して、続いて二口目。
「何とも、飽きさせない、そして濃いかと思えば軽い、とも言えない。何とも、すーっと入りますね」
「ありがとうございます。料理長以下、厨房も喜ぶことと思います」
「そろそろ、種明かしをお願いしていただいてもよろしいですか」
「はい。では…」
 洋子女将が、うれしそうに説明を始める。
 簡単に言うと、和風のおかゆと中華風のおかゆをミックスして、さらに色々なエキスを加えているとのことだった。
 相当高価な材料も、使用されているようだ。
 ただ、町で買う材料と食材専門店から買う材料は、ルート、品質、その他諸々が異なるので、家庭では作れないものではないか。
 説明を聞きつつも、つい食べることに集中してしまいそうだ。
「すみれ様、お聞きになっておられますか?」
「は、はい。伺っています。ただ、あまりの美味しさに言葉を失うというか…」
「夢中になっていらっしゃるので。うふふ」
「ばれてしまいました。えへへ」
 そういうと、小悪魔ではないが、ペロッと舌を出した。
「その舌に、洗濯ばさみでも飾ってあげたいね~」
「美味しいお食事中に、AO様は」
「あははは」
 すみれの頬が、いたずらっぽく「ぷっ」と膨らむ。
 ホテル側の配慮で、軽いものではあるが、なかなか中身の濃いランチとなった。

「さあ、ご馳走様。さて一度、部屋にも戻りましょうか」
「はい、かしこまりました」
 3人して、テーブルを立ち、出口に向かう。
「ありがとうございました」
 洋子女将が、我々を見送ってくれた。

 部屋に戻り、午後の試験内容を再確認する。
 奈津美とすみれも一緒だ。
 さっそく、すみれが、飲み物を用意する。
「では、午後の試験の段取りを確認しよう」
「はい」
「最初に、グループ分けだが、3人と2人に分けないと、同時にはできないから、次のグループでどうかな」
 ①みずき、一美、菜穂子の3人クループ
 ②由美と宏美の2人のグループ
「よろしいかと思います」
 奈津美が賛同した。
「では、これで行くこととしよう」
 頷く2人。
「午後の最初は、耐性と反応を試してみたいと思います。なので、蝋燭と軽い鞭を施してみたいと思います」
「はい。お仕置きを受けたときの態度や姿を採点するのは、必要なことだと思います」
「鞭は、1本ですか?」
「いや、一般的な九条鞭にしましょう」
「かしこまりました。それでは、用意を指示しておきます」
「研修生の集合時刻は、何時にしてありますか?」
「はい。13:30にしてあります」
「結構です。今回のコスプレは?」
「はい。お楽しみ、ということで。うふっ」
「まあいいでしょう。では、それぞれ、用意をいたしましょう」

(つづく)
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【雪風流・空想小説】奉仕の宿・5日目・最終日 お昼休憩1
2014/01/06(Mon)
 前回 奉仕の宿・5日目・最終日 修了試験 緊縛技能5

 
「それでは、午後まで休憩に入ります。全員、昼食は軽くして、13時30分に集合してください」
「はい。かしこまりました」
 全員が整列して、一礼ののち、部屋を後にして、自室に戻った。
「さて、奈津美さん、すみれさん。私たちも少し休みましょう。今、何時ですか?」
「はい。11時30分を回ったところです」
「そうですか。では、部屋に戻ってからレストランに行きましょう」
「かしこまりました」
 2人の秘書を従える気分は、なかなかだ。
 ただ、実際は、この研修期間中だけだが。

 自室に戻り、一息入れる。
「AO様、最近、たばこが多いようにお見受けしますが」
 と、奈津美。
「そうです。お体によくありませんよ」
 加えて、すみれが追いかけるように、謹言が飛んでくる。
「私は、普段、あまり楽しみがないでね。たばことコーヒーぐらいしか」
「また、そのうち値段が上がりますから、今のうちに、スパッと止められては」
「止めるのも、スパッとと言いますが、吸って吐くのもスパーですね」
「冗談ばかり言っていて、本当にしてもらえませんね、奈津美先輩」
「そうですね~。SM以外に、楽しみのない方から、それを取り上げるのは、厳しいことになりますね」
「ここは換気もよいので、まあ、あまり気にしないで。それよりも採点の状況はいかがですか?」
「概ね、全員及第点というところでしょうか。少し気になる所がありますが」
「それは、誰の、どの部分でしょうか」
「気になるのは、一美さんと菜穂子さんですね」
「それは、どういう部分で」
「一応、課題はすべてクレアしていますし、点数も悪くありません。ただ、2人に共通している気になる点は、何か奉仕の心が足りない感じがするんです」
「どのような部分を見てでしょうか」
「なんか、性的な部分については、他の研修生よりも進んでいると思います。ただ、ご主人様が気持ちよくなってもらってうれしい、という気持ちよりも、自分が先に気持ちよくなってしまう、という風に映ります」
「そうですね。研修生の個性までは踏み込んでいませんが、最初の面談の時から、そんな気はしていました」
「はい」
「ただ、この5日間の様子を見ると、朝のシャワーの担当もしかり、きちんと仕えることを体現していたと思います」
「はい。それは間違いありません」
「ですので、午後の最終課題で判断してはいかがですか?」
「かしこまりました」

 ピンポン~。
「はい」
「洋子でございます。失礼いたします」
「どうぞ」
「お打合わせ中、申し訳ございません。ランチはいかがいたしましょうか」
「そうですね。午後もありますので、何か軽い食事をご用意いだたけますでしょうか」
「かしこまりました。それでは、消化の良い特製のおかゆなど用意いたしましょう」
「楽しみにしています」
「では、失礼いたします」
 洋子女将は、一礼すると部屋を出で行った。
「特製のおかゆ、ですか?」
 怪訝そうな目つきのすみれ。
「大丈夫よ、すみれさん。こちらの特製おかゆって、結構スタミナが付くんですから」
「そ、そうですか」
「さあ、では、軽くお茶でも飲んでから、レストランへ行きましょう」
「はい」
 いたずらっぽい目で、すみれが私に向かって、
「AO様。お茶の前に、私に、AO様の特濃ミルクをいただけませんか?」
「すみれさん!まだ、お昼前ですよ」
 奈津美が、すみれをたしなめる。
「だって、午前中、試験とは言いつつも、いろいろ見てきたので、火照っちゃって…」
「まあまあ、後から、後から。ははは」
「AO様!」
 今度は、奈津美がこっちに向かってきた。
「さて、レストランに行くかな~」
 とぼけつつも、席を立ち、さっさと部屋を後にした。

 廊下に出ると、エレベータの前に洋子女将が待っていた。
「先生。ちょっとお話しが」
「何でしょう。アスカさんの件でしたら、お話ししましたが」
「いえ、違います。実は、ちょっとお耳を拝借」
「何ですか」
 洋子女将に耳を近づけると、思いもよらない話が。
「如何でしょうか。先生」
「困りましたね~。わたしは、今日の夕方には帰らなくてはならないのです」
「そこを曲げて。来週、私の方から連絡を取らせていただきますので」
「まあ、考えておきましょう」
「どうか、よろしくお願いいたします」
 奈津美とすみれが、私を追いかけてきた。
「おっと、秘書連中が来ましたよ」
「はいはい。では、皆様をご案内いたします」
 そう言うと、洋子女将は、切り替えが早く、平然とエレベータの案内に徹した。
(さて、困ったな~)

(つづく)
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【雪風流・空想小説】奉仕の宿・5日目・最終日 修了試験 緊縛技能5
2014/01/03(Fri)
 前回  奉仕の宿・5日目・最終日 修了試験 緊縛技能4



 第2回目の採点に入る。
「奈津美さんは、最初に一美さん・宏美さんのペアをお願いします。私は、由美さん・みずきさんのペアから入りますので」
「かしこまりました」

 早速、私は縛られている由美に向かう。
 まずは、全体を眺める。
 全面、横、背面の出来栄えだ。
 縛りのポイントがきちんとできているか、縄の揃い具合などの外見から入り、つなぎ部分と最後の止めの部分の出来栄えを見る。
「みずきさんの縛り、外見はひとまずクリアのようですね」
「ありがとうございます。なんかねホッとしました」
「さて、縛りの強さはどうですかね」
 今度は、実際に縛られている部分を確認する。
 まずは、1段目の左右をつまみ、軽く引く。
 真剣な面持ちの縛り手・みずき、そして縛られている由美もまなざしが鋭い。
(いい感じ、じゃないか。)
 さすがに悪戯心も出てくるが、そこは審査中だ。
 我慢、我慢。
「2段目はどうかな」
 同じように左右に軽く引くとともに、上下に引いてみる。
「うん~」
 縄を引いたことで、由美の秘苑を刺激したらしい。
「おや、感じるぐらいの良い縛りかな」
「先生、意地悪ですぅ~」
 かけられた言葉を流しつつ、3段目に手をかける。
 ここは、秘苑に最も近いので、軽く縦にも引いてみる。
「先生、あまり、その、強く引かないで…」
「どうしました。みずきさんの縛りに感じちゃってますか」
「縛りというよりも、縛った縄を動かされるので…」
「そうですね~。縛られた後、動かされたら、それは感じなければ、だめですからね~」
 意地悪かもしれないか、股間を通った縄を、軽くクイクイと引っ張ってみる。
「あっ、あっ」
「なかなか、良い縛りをしたようですね。由美さんは、感じちゃってますよ。みずきさん」
「あら、うまくできたということね。うれしいわ」
「また、今のところですけれどね」
 背面に回り、そして縦縄を引いて、由美を刺激しつつ、出来栄えを確認する。
(合格点の域に達しているな。)
「では、私は次のすみれさん・菜穂子さんのペアに移ります。奈津美さん、よろしいですか」
「はい、私も、そろそろ次に移ります」

 そういいながら、今度は、すみれにかけられた縄を確認する。
 最初は、やはり外観から。
 野暮ったい縛りでは、せっかく盛り上げた気分を壊してしまう。
 Y風流の緊縛は、「美しさ、そして実践向き」がモットー。
 やはり外観はなかなかきれいだ。
 先ほどの由美の手はフリーにされていたが、すみれの手は、最後に後手で背後に留めてある。
「これも、なかなか良いですね~。すみれさん、気分はいかがですか」
「良い感じです。AO様とのプレイだっら良かったのですが」
「まだまだ試験中ですよ」
「はい。感じないように、頑張っています」
「そうそう」
 と、言いつつ、股間に通っている縄は、3か所ほどの瘤ができており、縄の確認、即ち動かすことにより、秘苑を刺激することになる。
「軽く、引いてみますね」
 コクリと頷くすみれ。
 おへその辺りから、軽く縄を引っ張ると、
「あぁ~~」
 と、悩ましい吐息がすみれの口から洩れる。
「こちらも、感じる縄に焦点を絞りましたね」
「ありがとうございます」
 菜穂子もうれしそうに応える。
 背面の手首の固定部分を確認する。
 少々きつめになっており、血管を圧迫している。
「菜穂子さん、ちょっと来てみてください」
「はい。何か」
「ここですが…」
 背後の手首の縛りについて、採点中ではあるが、一応アドバイス。
「この部分は、体への負担きついので、もう少しずらすか、縄の掛け方を工夫しましょう」
「はい。ありがとうございます」
 菜穂子は、減点されたと思い、少し元気がない。
「では、次に移ります。奈津美さん、よろしいですか」
「はい。大丈夫です」

 今度は、奈津美が最初に採点した「一美・宏美」のペアだ。
 外観、縛りのポイント、縄の配置、縛りの強さなどを調べる。
「一美さん、縛られた感覚はいかがですか」
「はいぃ。なんか、良いそうな感じです。気持ちよくって…」
「おやおや、縄酔いですかね~」
「はいぃ~。そんな感じがしますぅ」
 確かに、一美の目がトロ~ンとしている。
「宏美さん、なかなかですね~」
「先生ぃ~。なんか、このまま、責めてほしくなっちゃいますぅ~」
「おやおや。一美さん、まだご褒美の時間ではありませんよ」
「は、はいぃ。わかってはいるんですが…。つい、つい…」
 まあ、やむを得ない副作用(?)かもしれない。

「さて、全員の採点が終わりました。ペアの方の縄を解いてください」
 しはり手が前に進み、受け手の縄をはずしにかかる。
 実はこれも採点に入っている。
 いかに早く、受け手を解放することができるか、ということ。
 また、縄の後処理、片づけもきちんとできるかも、大切なことだ。

 さすがに全員に教えてあるだけに、一か所、または二か所のポイントとなる部分をはずすと、バサッと全員の縄が床に落ちた。
 そして、手際よく片づけに入る。
(さすがに、若干の差はあるものの、全員合格だな)

(つづく)
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