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【雪風流・空想小説】 奉仕の宿 序章1
2011/08/21(Sun)
 こんにちわ、雪風です。
 新たな空想小説をアップしていきます。
 なかなか更新できないかもしれませんが、気長に見守ってやってください。

☆☆☆☆☆

 先日、都内のS駅前で気の合った仲間と懇親会をした帰りだった。
 ほろ酔い加減で、駅に向かっていた途中、一人のティッシュ配りの男性が、私の目の前にさっと現れ、ティッシュを差し出した。
「お願いします~」
 思わず手を出して、ティッシュ受け取る。
 その男性は、私にティッシュを渡すと歩きだし、他に配るのかどうかわからないが、すぐ路地裏に消えた。
(何なんだろう?)
 酔っていたこともあり、ろくに確認もせず、そのままズボンのポケットにティッシュを入れ帰宅した。
「いやー、今日は楽しかったな」
 明日は休みなので、そのままベットに横になると、深い眠りに導かれた。

 午前3時半頃、のどが渇き、冷蔵庫に飲み物を探しに行くと、ハンガーにかけてあるズボンのポケットの中で、何かが光っている。
(おや?)
 ポケットの中をまさぐると、ティッシュが出てきた。
 そのティッシュに、挟み込まれた薄いカードが、怪しげな光を放っている。
(このティッシュは、何だろう)
 ティッシュからカードを抜きだすと、そこにはHPアドレスとユーザー名、パスワードが書かれている。
「あなたは、当倶楽部に選ばれた方です。一度、こちらにアクセスして内容をご確認ください」
(新しい売り込みなのかな?しかし、手が込んでいるな)
 そう、私にこのティッシュを渡した男性も、そさくさとどこかに行ってしまったし、訳がわからない。
(だまされたと思って、まあ一度見てみるか)
 パソコンのスイッチを入れ、早速書かれたアドレスにアクセスしてみる。
 ユーザー名:guest パスワード**********

 認証された画面を見ると、なんと「SM伝道倶楽部」と表示された。
「このHPは、Sを求めるお相手のいないM嬢、これからSMを体験してみたいと思う隷嬢のための倶楽部です」
と、そんな表示が現れた。
 最初のアクセスで、ポイントが10万もついているのには驚いた。
 使うと大量のポイントを消費するエセサイトとは違い、メール送信もたったの1p。
 良心的な設定だ。
 受信箱の中に、1通のメールが入っている。
 早速、アクセスしてみると、そうあの男性からのメールだった。
「本日は、失礼いたしました。
 お渡ししたティッシュに書かれたアドレスにアクセスいただき、ありがとうございます。
 私は、このHP管理人、富嶽と申します。
 以前から、貴兄のことを存じております」
(何?、私を知っている、どういうことだ) 

「大変失礼なこととは思いましたが、是非ともコンタクトを取らせていただきたく、あのようなご無礼をいたしましたこと、ご容赦ください」
(はて、さて、何が望みなのか)

「早速ですが、実は、○○県○○郡にあるホテル・嶋風にお越しいただけないでしょうか」
(おやおや、新手のホテルの勧誘かな)
「そこで、貴兄に是非ともご指導をお願いしたい者を待機させております」
(ほー、何のご指導かな)
「貴兄は、調教師、いやSM伝道師として、この世界では存じない者はおりません」
(なんだ、大分煽てるじゃないか)
「そう、Y風流の大家として…」
(知っていたのか)
「来月には、この者たちは、タイ・バンコクの郊外にお住まいの、Y田様のお屋敷に3年間勤めることになっております」
「そこで、出発前に、SM宗家・本流であるY風流の上級調教師である貴兄に、是非とも第一歩からご指導を仰ぎたく、お願いを申し上げます」
「詳細については、当方の秘書・渡辺が、ご説明をさせていただきます。明日10:00から1時間、○○駅前の喫茶店○○で、お待ちしております」
「御都合がつかない場合は、その旨をご返信をいただけますと幸いでございます」

 さて、どうするかな。
 まあ、乗りかかった船だ。
 だまされたと思って、行ってみるか。
「了解しました。本日10:00に指定の場所に伺います。何か目印はありますか」
 そう、メールを出しておき、またベッドに倒れ込んだ。

 今朝は会社は休みだ。
 9時過ぎに、ベットから起き上がり、早速パソコンを開く。
 そして、あのサイトへアクセスすると、また新着メールが1通。
「ご連絡、ありがとうございます。また、打合せの御快諾をいただき、お礼申し上げます」
 そのメールによると、渡辺という秘書は、20代半ばの女性らしい。
 紺のビジネススーツで、眼鏡をかけているらしい。
 当日は、店の窓際の席に、ひとりでI氏の「K商売」という単行本を読んでいるとのことだった。
「何かあるのかな」
 昨日から、よい予感と合わせて一抹の不安が頭をよぎる。
「おっと、時間があまりないな」
 そう独り言をいいながら、着替えを済ませ、部屋を出ることにした。
 ここに引っ越してきてから、2月が経過しようとしている。
 以前のマンションは、10部屋ほどの小さい建物だったが、住んでいる皆さんは人懐っこく、家庭的な雰囲気とチョイエロがま座った感じで、よい思いもさせてもらっていた。
 ただ、Y風流本部へは、まだ引越したことを連絡していない。
 今は、連絡不能の扱いになっていると思う。

 小鳥のさえずり、朝の光、そして息づきを始めようとしている住宅街。
 そんな中を、駅に向かって歩き出した。
 
 通い馴れた駅前に着いた。
 いつもなら、サラリーマンで溢れかえっているのだが、休みの日、しかも午前中の駅前は、別な表情を出している。
 家族連れなども、ちらほら歩いている。
(気持ちの良い朝だ)
 指定された喫茶店は、駅前から数分のところ、そう、一歩入った感じのところにある。
 昔からあるお店らしく、店内は落ち着いた雰囲気で、以前に来た時も、のんびりと過ごすことができた。
 ここは、月曜日が休みらしい。
 ポケットから、時計を出して時間を見る。
 9:45
(いい、時間だな)
 入り口のドアを押して入る。
 カラン、カラン。
 ドアベルが鳴る。
「いらっしゃいませ、おはようございます」
 カウンター越しに、マスターが笑みを浮かべつつ、迎えの挨拶をしてくれた。
 店内を見渡すと、窓側の奥の席に、ビジネススーツを着た、メガネ女子が本を読んでいる。
 確かに、I氏の「K商売」だ。
 奥の席に向かい、そして立ち止って、声をかける。
「失礼します、渡辺さんですか」
 そう言われたメガネ女子は、こちらを向き、私を見た。
「おはようございます、AO様ですね」
「おはようございます。そうです。少し早かったでしょうか」
 本を読むのをやめ、中腰ながら立ち上がる姿勢で、言葉を続けた。
「いえ、お待ちしていました。本部で言われたとおりのお方…」
「えっ、何か」
「なんでもございません。どうぞおかけください」
「では、失礼します」
 早速、向かいの席に腰掛ける。
 ほどなく、水が運ばれてきた。
「本日のブレンドを」
「かしこまりました」
 そう言うと、マスターは、カウンターの中に戻って行った。
「お読みになっているK商売、面白いですか」
「はい、初めて読みましたが、物語の中に引き込まれて行きますね」
「私も、I氏の本はよく読みます。物語に没頭できるのはいいことですね」
「そうですね」
 笑みを浮かべながらの返事が返ってきた。
 そんな話をしていたところ、マスターが入れたてのコーヒーを運んできた。
 良い香りだ。

「本日は、お休みのところ、申し訳ございません」
「いえ、構いません。たまにあることですから」
「ありがとうございます」
「で、お話と言うのは、どんなことでしょうか」
「はい、実は…」
 そう言うと、脇に置いているビジネスケースの中から、クリアケースに入った書類と写真を数葉、取り出した。
「これをご覧ください」
 そう言って、最初に差し出されたのは、白い封筒だった。
 早速、中を見ると、依頼人からの手紙だった。

----------------------
 本日は、ご多忙のところ、当方のお願いをお聞き届けいただき、ありがとうございます。
 早速でございますが、これより秘書の渡辺が、詳しくお話をさせていただきます。
 先にメールでお話しした通り、私どもに志願してきた女性達を、タイ・バンコクの郊外に派遣しなくてはなりません。
 先様のご要望で、全員M嬢をと言われております。
 どうかAO様のお力で、その者たちを、立派な隷嬢に、是非ご教示、ご特訓いただけますよう、お願いいたします。
 SK館 派遣事業部長 ○○

 追伸:なお、今回説明させていただく秘書の渡辺ですが、実はYK流の大道寺先生にご指導をいただいた事のある者です。
 もし、AO様のお時間があれば、ご随意に…。
----------------------

(おっと、何と言うことだ。大道寺だって、あいつも幅広くやっているな~。まあいい、後で大道寺の調教の成果でも拝見するか)。
「手紙の中味はわかりました。ただいつから始め、いつまでに完了させたら良いのですか」
「お話が早いですね」
「これも、ひとつのビジネスですからね~」
「はい、ではご説明いたします」
 渡辺というメガネ秘書は、早速手元にある書類を使いつつ、丁寧に説明してくれた。
 時折、私の理解度を確認するがごとく、
「お分かりいただけますか」
 と、私を覗き込むように見つめるときがある。
(おっとっと…、俺が品定めされているような感じがするね~)

 説明では、今回の依頼は、大体次のような内容だった。
・調教場所は、○○県○○郡にあるホテル・嶋風
 これは、SK館の福利厚生施設だ。
・今回の調教は3名。いずれも20代前半から半ばだ。
 美形揃い、なかなかいい趣味と言えよう。
 本人たちは、破格の報酬を受ける代わりに、仕事の内容も十分に分かっており、誓約書も提出しているとのことだ。
 ただ、性的な経験は乏しいようで、更にはSM経験はほとんどないようだ。
 1人は、完全に生娘のようだ。
・特訓期間は7日間。今月もすでに半ばであり、いつからでも良いので、なるべく早く向かってほしい。
・特訓の報酬は、○○とのこと。
・私のサポートは、この渡辺秘書が行う。

「是非とも御快諾いただき、そして一刻も早く指定の場所に向かっていただきたいのです。今日からでも構いません」
 多少、急ぎ足の口調になる。
「まあまあ、少しお待ちください」
 少し考えるも、乗りかかった船という思いもあり、受けることにした。
「分かりました。お受けしてもよいと思います」
「ありがとうございます」
 そう言って、ほっとした表情で、深々と頭を下げた。
「が、しかし、あまり時間がないですね~」
「はい、なんとか1週間くらいは出発を遅らせることはできますが、それ以上は難しい状況です」
「そう、仕事には納期というものがある。やむを得ないな~」
「では、いつから」
「明日、会社に行ってから、1週間休みをもらうように話してみましょう。ただ、いつからもらえるか」
 渡辺秘書は、少し不安な表情を浮かべた。
「まあ、なるべく早く行けるように努力してみます。決まったら再度メールで連絡しましょう」
 ほっとした安堵の表情に変わり、少し笑みがこぼれる。
「かしこまりました。その旨、本部に連絡いたします」
「そうしてください」
「はい。ありがとうございます。失礼いたしましす」
 アタッシュから、Iパッドのような機器を取り出し、早速打ち込んでいる。
「連絡いたしました。ありがとうございます」 

 少し、お互いに無言の時間が過ぎた。
 私は、コーヒーを飲みつつ、ポケットから煙草を取り出して、火をつける。
 コーヒーには、やっぱりこの煙草だな。
「あの…」
「何か」
「本部長の手紙に、他に何か書いてございましたか」
「なぜ、そのようなことを」
「ええ、出発前に、本日はAO様にお願いごとをご説明して、御快諾をいただくことと、その後の…」
「その後、とは、何でしょうか」
「…、アフターも、しっかり、確認するようにと…」
「おやおや、手紙の中身が分かっているようですね~」
「いえ、読んでおりません。口頭で言われただけで…」
「そのアフター、というのは、何を」
「…AO様が、お得意なこと…」
「私が得意?何だろうね~」
 少しじらしてみると面白い。
「そ、そのアフターに…、プレイを…」
「何のプレイですか」
「え、す…、え、む…」
 もう、渡辺秘書は、顔から火が飛び出さんかのように赤面している。
 そして、下向き加減に顔を横にして、コップの水を口にした。
「そうですか。本部長さんは、私とあなたでSMプレイをしろと」
「は、はい。そのとおり、で、ございます。その…、目と体で、確かめて来いと…」
 たどたどしい言葉遣いが、S心をくすぐる。
「本当によろしいんですか?私は、あなたと初めてお会いしたんですよ」
「は、はい。仕事上の、命令ですので…」
 それ以上は、彼女に恥をかかせるだけであるから、思い切って表に出ることを提案する。
「では、もう少ししたら、ここを出て、M区のAというところに行きましょうか」
「よ、よろしく、お願いいたします…」
 渡辺というメガネ秘書は、それ以上は話せないという感じで、少し俯き加減のまま、こちらの指示を待っている姿となった。

 後で、大道寺の特訓の成果を見せてもらうぞ。

<続く>


【SM・雪風流を体験したいと思う貴女に】

志願者心得の条


 自分の想いを隠し続けることもよいでしょう。
 しかし、その状態のままでは何も解決はしません。
 想いを伝えること、それが悩む心を解き放つための、唯一の【解決】のための第一歩ではないでしょうか。
 連絡に当たっては、必ず「志願者心得の条」を読んでください。
 そして、内容を理解したうえで、次のバーナーをクリックします。
(携帯でご覧の方は、次の「画像」という文字をクリックします)
 そう、それが貴女の解決のための第一歩、新しい体験への【扉】なのです。




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