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【SM雪風流】奉仕の宿 研修4日目 朗読⑨ あらたな秘書
2013/03/03(Sun)
 前回  【SM雪風流】奉仕の宿 研修4日目 朗読⑧ 菜穂子(後編)

 菜穂子を自室に送っていた奈津美が、戻ってきた。
「菜穂子さんは、相当疲れているようです」
「そうですか。明日の最終試験が近付いているので、緊張しているんですね。体調を維持するのも、大事な隷嬢の心得、いつでも「主に対してベスト」な状態を維持しなくてはならないことは理解していると思いますが」
「おっしゃるとおり、それが隷嬢としての勤め。十分理解していると思います」
「でも、無理はいけませんね」
「はい。少し休ませましょうか」
「この後は、無理をさせないように、フリーにしておいてください」
「かしこまりました」
「私は、一服してきます」
「はい。お戻りまでに、次の研修生、由美さんにお越し願いましょうか」
「確か、修道院から派遣されるメイドものでしたね」
「はい、おっしゃる通りです」
「なんか、楽しみですね」
「期待していただいてよろしいかと思います」
「では、よろしくお願いします、奈津美さん」
「かしこまりました」

 後の段取りは奈津美に任せ、部屋を出て喫煙スペースに向かう。
 おっと、誰かいるようだ。
 背後から見る限りは、このホテルでは、まだ会ったことのない女性。
 何者か…。

「失礼」
 声をかけると、私を見て軽く会釈をする。
 少し離れた椅子に座り、懐から煙草を取り出し火をつける。
 ふぅーーー。
「AO様、だいぶお疲れのご様子ですね」
「あなたは」
 振り向いて尋ねると、煙草を消し、そしてその場に立ちあがり、挨拶の姿勢に入った。
「はじめまして。私、富嶽の第二秘書をしております、小笠原すみれ、と申します」
 そう言うと、深々とお辞儀をした。
「富嶽部長のもう一人の秘書とは、貴女のことでしたか」
「さすがに、ご承知でしたか」
「ええ。SM伝道倶楽部、SK館に入った方で、すぐに水面下の研修に移された女性は、数が少ない。この世界では有名ですからね」
「そこまで、ご承知でしたか」
「私も、この世界の端くれではありますが、多少の情報は持ち合わせております」
「恐れ入りました」
「貴女が来られることは、奈津美さんはご存知ですか」
「はい。先ほど奈津美さんにはメールが入っていると思います。まだ、見ていない可能性もございますが」
「そうでしたか」
「研修の状況はいかがですか」
「まあ、順調と申し上げておきましょう。これまで4日間、5名全員ともに、一応の線はクリアできていると思います」
「安心いたしました。富嶽も、AO様にお任せしているばかりで申し訳ないと申しておりまして」
「それで、実際の状況を検分ですか」
「いえ。ご信頼申し上げておりますので、そのように思っていただかなくても」
「そうですか。研修の途中で新たな方が見えると、つい勘ぐってしまう、悪い癖ですね」
「残すはあと1日ですね」
「ええ。一通りのプレイや仕える身としての心の醸成は、ほぼ大丈夫でしょう」
「はい」
「そこで、色々とバリエーションを加えて研修をしているところです」
「状況は伺っています。本日は、朗読+体現の研修とか」
「そうです。主としては、多少の遊び心もあると思いますので、それらの要求にも十分応えられるように、体験を積ませているところです」
「なるほど。大道寺講師とは、だいぶに進め方が違いますね」
「大道寺?ああ、彼はハード系ですから、有無を言わさない場面は得意ですね。私とは根本的に違うのは、長く仕えさせる場面なのか、それとも短期決戦かと言うことです」
「それは」
「大道寺は、最初から隷嬢としてハードプレイにも耐えうる隷嬢を育てる。そう、主のストレス解消の場面などにはうってつけですが」
「AO様は」
「私は、どちらかと言えば、大道寺が教えることも多少はするが、いつも主の少し後ろに控えていて、いざという時にすぐ対応できる隷嬢を育てているつもりです」
「なるほど」
「ですから、普通のS○Xやソープランドでの技など、多義にわたることもありますが、何か得意なものを身につけてもらうことを心がけています」
「そうでしたか」

 そんな会話をしていると、研修室から奈津美がことらに向かってきたようだ。
「あら、すみれさん。お越しになったのですね」
「奈津美様、研修のサポート、お疲れ様です」
「AO様。由美さんが研修室に入りまして、用意をしています」
「ありがとう。少ししたら行きましょうか」
「よろしくお願い申し上げます」
「わかった」
「ところで、すみれさんは、何か部長からのこと付けでも」
「最終日が明日なので、「すみれも奈津美の手伝いに行け」と申しまして」
「そうだったの。でも部長は一人になってしまうわ」
「大丈夫です。私の出発と同時に、先方様にご挨拶に行くのだと言っておりましたので、すでに機内の中かと」
「なら、大丈夫ね。今宵は、久しぶりにお話ししようかしら」
「はい。それも楽しみにしてまいりました」

「さあ、奈津美さん。私は研修室に向かいますので」
「あっ、私も。すみれさんは、あと2人の研修が終わるまで、待っていていただけますか」
「かしこまりました」

 富嶽部長の秘書が2人になった。
 さて、新たな展開があるのか。それとも。
<続く>

志願者心得の条


 自分の想いを隠し続けることもよいでしょう。
 しかし、その状態のままでは何も解決はしません。
 想いを伝えること、それが悩む心を解き放つための、唯一の【解決】のための第一歩ではないでしょうか。
 連絡に当たっては、必ず「志願者心得の条」を読んでください。
 そして、内容を理解したうえで、次のバーナーをクリックします。
(携帯でご覧の方は、次の「画像」という文字をクリックします)
 そう、それが貴女の解決のための第一歩、新しい体験への【扉】なのです。





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