FC2ブログ
2017 08 ≪  09月 123456789101112131415161718192021222324252627282930  ≫ 2017 10
【空想①】美菜がやってきた
2009/01/31(Sat)
kimusume01a_convert_20090131171120.jpg
 
 プレイメイト志望の女性が、私の前にやってきた。
 控え目な黒のスーツ姿、小柄である。
 しかし、そのスーツに隠された体は、何かを求めているようだ。
 髪は少し長め、目が大きい感じだが、そのまなざしは何かを探し求めている。

 「雪風さんですか」
 私は、無言でうなづいた。
 そこは、とある駅前の地下にある喫茶店。店は明るい雰囲気だ。
 席はほとんど埋まり、いろいろな会話が耳に入る。
 隣には、近所の主婦か、家の話とおしゃれの話題で盛り上がっている。
 私は、入口近くの席に一人座り、コーヒーを片手に煙草をゆらしていた。

 「はじめまして、美菜です」
 そう言って、彼女は少しはにかみながら、軽くぺこりと頭を下げた。
 私は、一瞬ドキッとした。
 本当に来たんだ…。

 「ここ、よろしいですか」
 私は言葉を発せず、無言でうなずいた。
 美菜というその女性は、コートとちょっと大きめのバックを置きながら、席に着いた。
 ウェイトレスが近づき、注文を促す。

 「レモンティ、お願いします。」
 メニューを片手に、さっと目を通すと、ウェイトレスに答えた。
 そして、私の正面で背筋を伸ばし、私を見つめた。

 「こんにちわ、ここ、すぐ分かりましたか」
 私は、はじめて口を開いた。

 「はい、メールで詳しく教えていだいたので、すぐ分かりました」
 素直な反応だ。
 そう、今日の待ち合わせまでに、何度もメールを往復している。
 初めて会う、という感覚はない。ただ、声だけを初めてきいた。

 「今日は、時間は大丈夫だったかな」
 「ええ、今日はほかの予定はありません、全部はずしてます」
 「そう、じゃあ時間を気にしないですむね」
 「ええ」
 簡単な会話。
 でも、今日初めて会うことに、この美菜と言う女性は、どう思っているのだろう。

 「ちょっと、がっかりしたかな、オジサンだから」
 「いいえ、そんなことありません、初めてじゃない感じがします」
 「そうだね、ふだんから、色々話しているからね」
 「逆に、がっかりしたんじゃないですか、私を見て」
 ちょっと、はにかみ気味に質問をしてきた。

 「いや、そんなことはないよ、今日を楽しみに待っていたんだ」
 メールで、すでに写真も見せてもらっている。でも実際の美菜は初めてだ。
 ウェイトレスが、レモンティを運んできた。

 「ブランデーは入れるのかな?」
 「ええ、少しだけ」
 アルコールは滅多に飲まないと言っていたが、かおり付けだけなら、大丈夫か。

 「どうかな、ここの紅茶」
 「ふつう、かな」
 「紅茶は、結構うるさいって言ってたよね」
 「自分の好きな味って、誰しもありますよね」
 「そうだね、渋めのもの、かおりの好み、人それぞれ、かな」
 「それは、紅茶に限らず、ですけどね」
 「そうだね」
 ありきたりの会話だ。でも、別に話題を探す必要もない。
 もうすぐ、ここを出て二人っきりになるわけだから。
 私は、新しいタバコに火をつけた。
 隣の主婦が、チラッとこちらを見る。不似合いな二人と言うことか。

 ふー、落ち着く。

 「今日は、大丈夫だったんですか」
 「きちんと空けてあるよ」
 「よかった、いろいろ話せるのがうれしい」
 「わたし、普段あまり話さないんですけど…、今日は、別…」
 「そう、じゃあ、もう少ししたら出ようか」
 「ええ、これ、もう少し飲んでから」
 「いいよ、ゆっくりで」

 タバコをもう一息。ちょっと緊張気味なのは、私のほうか。

 「じゃ、行きましょうか」
 ティーカップを置くと、彼女はレシートを持って立ち上がった。
 私はうなずき、一緒に席を立った。
 隣の主婦は、少し鋭い、疑問をいだくような視線を投げかけている。
 遊びにきた中年のいやらしいオジサンを見下すような視線で。
 
 私は階段を上り、出口で待った。


 「おまたせしました」
 美菜は、小走りの感じで階段を上がってきた。

 「じゃあ、行こうか」
 「はい」
 二人で店を出ると、左手に自然と二人の足が向いた。
 ホテルが立ち並ぶ、線路沿い。
 美菜は無言だ。

 「ここどうかな」
 少し歩いたところに、きれいなファッションホテルが目の前にあった。
 無言でうなづく美菜。

【体験を志願される方へ】
 お互いに秘密厳守。これなくしては、次の段階へは進めません。私も必ず守りますし、貴女も必ず守ってください。
 貴方のSMに対する思い、希望する体験の内容など、貴女と私のSM感とが合うかどうか、メール、電話、そして必ず面談を行います。雪風は、真剣に貴方に向き合います。
志願者心得の条


 必ず「志願者心得の条」を読み、理解したうえで次のバーナーをクリックしてください。
 自分の想いを押し隠し続けることもよいでしょう。しかし、その状態のままでは何も解決しません。
 想いを伝えること、それが想い悩む心を解き放つための、唯一の、【解決】の第一歩ではないでしょうか。




日本最強のSMランキング



SMニュース
この記事のURL | 空想日記 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://nawagesyouyukikaze.blog81.fc2.com/tb.php/5-ebcb738a

| メイン |